
ワインの新酒というのか、醗酵中のものというのか、
どぶろく というのが正しいようですが、私などは、子ども時代のアニメとかドラマの影響で「どぶろく」というと安い、まずい、品がない のイメージがあり。実際、子ども時代はお酒には縁がないですし(我が家は父が下戸なんで、自宅や外食で食事中にお酒を飲むということがまずなかった)、大人になってからは、「とりあえず、ビール」とのあとは酎ハイか、日本酒か(宴会、コンパ)ちょっとこじゃれてワインかカクテル、会社の人とはウィスキー(ボトルキープ)などという時代でして。「どぶろく」(日本酒の)を飲んだことがありません。
Federweisser は 白ワインの醸造中のものみたいなやつで、だいたい秋口に出回り、それで終わりですから本当に季節の味。スーパーに売っているときも、蓋が半分開いている状態ですから、持ち帰る前にちょっとこぼれたりやっかい。そのまま置いておくと酸っぱくなってしまったり、化学変化がおこるようです(そこまで取っておいたことがないので、未実験)
味は、甘くてあっさりしていて(まだ、ブーケとかアロマとかついていない)、飲んだ感じではアルコールほとんど感じない(私は分解酵素多いほうみたいなので、ヨワいかたは別の感じでしょうが)。だから、1本なんてすぐ飲んじゃいますが。お店で飲むのはまた風物。20代の最初に住んでいたハイデルベルクはワインの生産地でもあるので、比較的遅い時期(つまりドイツワインの収穫時期)になると、屋台がでてFederweisser とZwiebelnkuchen の組あわせで街で売っていたりしました。Zwiebelnkuchen のほうはクーヘンとはいいますが、キッシュのような塩味のパイです。タマネギとサワークリームのような(Quarkだと思う)ものが使われていて、スパイスはキャラウエイを使うのが王道じゃないかな。人によっていろいろ中身が違いますが、ハイデルベルクはBaden-Würtemberg州の中でも、わりとフランスに近いほうなので、「アルザス」風なのかもしれません。
この組み合わせがでると、私はいつも一回はカフェなどでいただきます。今回は、エルフルトのドームカフェで。お味のほうは、ちょっと塩味が強いツビーベルンクーヘンでしたが、季節の味ってことで。Federweisser のほうは、残念ながらドイツものではなく(ドイツのはまだだと思う)多分、イタリアかスペインらしいです。ドイツものがでるようになったら、地酒を楽しみたいものです。
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